内科健診でのできごと
五月中旬、幼稚園で内科健診が行われました。子どもたちにとって、大切な学びがいくつかありました。クラスごとホールへ入り、担任が『今日、みんなのことを見てくださるM先生です』と話すと、子どもたちが『おはようございます。よろしくお願いいたします』と、挨拶をいたしました。これからお世話になる方への挨拶です。 そして、一人ひとり見ていただいた後、『ありがとうございました』と先生にお礼を伝えました。すぐに“ありがとう”が言えないときは、先生が待ってくださいました。まだまだ小さい幼稚園児ではありますが、自分のことを見てくださる方への挨拶や感謝を、きちんと自分で言えると言うことは、とても大切なことだと思います。また、生活の中で学んでいくということも、大切だと思います。
ホールへは、Tシャツを着て行き、見ていただく前に脱ぎ、名前が見えるようにたたみます。見ていただいた後、Tシャツを着てクラスのお友だちが終わるのを待ちます。この時、年長組で心温まる光景を目にしました。健診が終わりTシャツを着た子が、今健診を受けているお友だちのTシャツを手に持ち、帰って来た時に手渡していました。誰かに言われたわけでもなく始まり、次へ次へと続いていきました。とても嬉しい光景でした。
園長 橋爪 千尋
今月のうた
主は水辺に立った かたつむり
主は水辺に立った かたつむり