園だより

誰も見ていなくても・・・

 ひまわりルームから、仕事の手を休め外に目を向けると水飲み場で、上を向いている蛇口を下向きに直しているお友だちがいました。また別の日には、きちんと止まっていない水を止めてくれているお友だちもいました。
 一人ひとりが、自分のことは責任をもって最後まで…ということは大切なことですが、忘れてしまうこともあります。そんなとき、気が付いた人が、その場にいた人が直してくれる。いいですね。また、保育室では、本棚の同じ種類の本を番号順に並べているお友だち、ゴミを拾ってゴミ箱へ入れてくれているお友だち。気が付くとあちらでもこちらでもそのような光景がありました。
 誰かに言われたからではなく、誰かが見ているからではなく、してくれていました。小さなこと…ではありますが、この小さなことがあるおかげで、周りの人が、クラスが、幼稚園が気持ちよく過ごせることができます。心が温かくなります。とても大切なことだと思います。
 そんな様子を、神さまは温かい微笑を浮かべながら見ていてくださるのではないかな…と思いました。

園長 橋爪 千尋
今月のうた
うみでおよぐ  きんぎょのひるね

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